過去最高に業界規模が縮小し事業者もどんどん減少しているクリーニング業界ですがまだまだチャンスはある!
と、いうことで業界新聞の連載で対談式で書かせて頂きました。
要約すると
1.川上のアパレル業界をよく見る、扱う品物をよく理解し対応するための技術や経営方法を整える
2.ブルーオーシャンの靴カバンを主力メニューにする
3.簡単お直しをメニュー化する
よく知りたい方は原稿をそのままご覧ください。
先が見えない、やる気が出ない方は早急に業界から撤退も必要な経営判断かも知れません。
しかしこのような可能性もまだあることを知って頂きたいと思います。
レッツリフォームがサポートさせて頂きます。
弊社の恥ですが皆様の参考になると思います。恥ずかしく、情けなく、悔しい気持ちも時がたち和らいだので書きます。
20年以上赤字だったのにホールセール事業を続けてきてしまった大きな理由は2つです!
【来年はきっとよくなる!と、いう希望的観測プラス思考】
それと【義理人情】【世間体】
そして経営的に失敗した理由は
【人選ミス】です!
もちろん全ては社長の私の責任です。
コロナ禍を契機に辞める事ができましたが後悔しか残っていません。
いや、大切な学びと経験ができた!と、プラス思考で考える事もできますが、アカデミーの皆様、御縁のある皆様には同じ目にあってほしくないと思っています。
人は必ず情に流されます。でも経営者はシビアに数字で管理しなければならないですよね!それでも惰性で流されますから、
例えば3年も赤字ならその事業は4年目も赤字なら辞めると、半年、一年前には決めていなければ、やめられないのです。
それと未来予測ができない経営者は必ず滅びる!
普通はプラス思考できっと大丈夫!ツイてるツイてる〜って思いますよね!
ところがそれがドロ沼へ誘われるプラス思考だと断言できます。
根拠のない大丈夫!または思考停止!
ほど危険なものはないと思います。
最後にもう一つ!現状打破は一人ではできない。外部の刺激やサポートがなければ「煮えがえる」(カエルを鍋に入れて弱火で温めていると飛び出すタイミングを失って煮えて死んでしまう)に、なってしまいます。
おそらく現在、このような状況にハマっている方がたくさんいらっしゃる事でしょう。
私の経験が皆様に少しでも(多大でも)お役に立てたら幸いです。
レッツはコロナ禍でも伸ばしているサービス、事業があります。だからこれだけは言えます。
根拠のないプラス思考はやめましょう、思考、努力停止したら終わります。
チャンスは必ずある!
意外と足元に宝の山が埋まっていたりするかも知れませんよ〜?
ご一緒に掘り起こしていきましょう〜✌️
【第四回目の衣文化革命が起こる!】
いや起こらなければ人類は衣文化で存続の危機に陥ってしまうと思います。
世界がこれだけサスティナブル、SDGSと叫ばれ、日本でも環境省、消費者省でも凄いホームページもできて啓蒙されているように一般に知られているより衣類の大量生産廃棄問題は環境負荷に多大な影響を与えています。
ここで近年最初の衣文化革命から書いていきます。
第一!江戸時代から明治〜
和服から洋服に変わった事です。国民全員が洋服を着だしたからとんでもない需要が起こりました。昭和になると一般市民まで洋服を仕立てるようになり洋服仕立て業界ができました。祖父はここで大繁盛しました。
次に第二!既製品が作られ洋服が安く買えるようになった事です。昭和50年頃からです。高価な仕立て服を買えなかった人達が既製品を買い出し、青山さん、青木さん、はるやまさん達、婦人服ではレナウンさんなど大繁盛し大企業になっていきました!
と、同時に新しいサービスが生まれました。既製品は体にピッタリ合わない、だから寸法直しの需要が生まれました。
父はここで仕立て屋から洋服寸法直し屋になって大繁盛しました!
同時期にクリーニング業が出現して大きな産業になっていきました。
第三!平成になり、フォーマルからカジュアルへ、そしてファストファッションがアパレル業界の大半を占めるようになりました。ご存じ世界的大企業が日本からも出現しました。
スーツを着る人が激減、安くファッショナブル(流行的)な伸縮素材(ポリウレタン入り)の服が大量生産されるようになりました。
ここで人類にとって深刻な問題が起こってしまいました。温暖化の原因もここにあるのだと思います。
【大量生産消費廃棄】が人類を滅ぼす!
と、言っても過言ではない状況になっています。
そしてまだ起こってはいませんが
第四の衣文化革命が起こる、起こさなければならないと思います。
極論ですが必要最小限の消費にしていく!と、いうと経済がダメになると反論があるでしょう。
いや、新しくメンテナンス、リフォーム、リペア、リサイクルなどのサービスで経済が活性化すればよいのではないでしょうか。
社会が人類がサスティナブルに幸せになるべき産業が栄えていく事が事業のミッションだと思います。
これから服は正当に高くなっていきます。そして服の廃棄は有料化になるでしょう。
消費者は自分にあった服を、そしてできるだけ長く着用できる服を選び、そしてメンテナンス、リペア、リフォームして、できるだけ長く愛着、愛用できるようにしたいと思われるでしょう。
第四の衣文化革命は
【サスティナブルファッション】です!
もちろん最後の第四の革命はレッツの妄想です。(笑)しかしそうなることを願い準備していきます。
リフォーマーが活躍する時代になると信じて!!
貴方もリフォーマーになりませんか?
もちろん国が特定の業界を宣伝される事はないと思います。
天下りでその業界を支援、保護することはあるのかもしれませんが(笑)
クリーニング業界、リフォーム業界に天下りはかつて聞いた事はありません。
業界規模から絶対ムリ?だと思います。
ところが環境省がこのような啓蒙をされているのはご存知ですか?
素晴らしい動画も閲覧回数が少なくて残念ですが、人類の衣生活を変えていかないとサスティナブルではない!(持続困難になる)とその現状を詳しく、凄くわかりやすく解説してくれています。
ぜひより多くの人達に見て頂きたいと思います。また学校教育でもこれからのエコロジー、エコノミー社会を担う人達にも課目として取り上げて頂きたいと思います。
業界の宣伝には使ってはいけないと思っていたのですがシェアオッケーとのことですから堂々と宣伝に使わせて頂きます。
衰退しているクリーニング業界、リフォーム業界はこれからのサスティナブル社会に必要不可欠!もっと健全に拡大させなくてはならない業界だと思います。
そもそも仕事は社会を良くしたり、人類を救済すべき行うものだと認識しております。
だから国の後押しは遠慮なく活用させて頂きます。
あと5倍、修繕して使えば衣類を捨てなくてよくなるとありますが、
リフォーマーが足りません??
急ぎ!がんばります。
ご一緒にリフォーマーになりませんか?リフォーマーを育成していきましょう。
レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座を主催し、技術をラインナップしてからはや3年!
多くの技術を独自の動画サイトに収録したと思ってましたが、受講生さんからのご質問やお客様からの難題(笑)で新たな技術がどんどん開発され、増えています。
なんと3年間で1.5倍になりました。けしてだし惜しみしていたのではなく、ご質問でだし忘れに気づいたり、難題にあたり今までのキャリアを駆使して新たな技術をマニュアル化したり、どんどん進化しています。
しかし、やはり基礎が大事!
リペアは多種多様なニーズがあり応用力が必要ですが基礎の知識や技術がしっかりできていなければ絶対にお客様からのニーズに対応していけない!
だからこそ基礎の確認のための試験も行っております。
誰もが難しく、華やかな技術を求めてしまいますが、
お客様からのホツレ直しに「さすがきれいにプロは直してくれてある!
お客様の靴を「さすがプロに頼むときれいになる!」
と、リスペクトされてこそ様々なご依頼に発展してくると思います。
ちなみに一般的にムリだと思われているダウン製品の修理も本年度版の新たなダウンリペアノウハウでクリアされています。(衣類のリペアコース)
新たな技術として合成皮革復元ノウハウもどんどん極めたノウハウに進化しています。(靴鞄コース)
普通のデニムシャツ 衿を合成皮革にリメイク
新たな技術としてダウン製品ツヤ復元ノウハウも完成しました。
ツヤがなくなったダウンジャケットなどもツヤを復元します。(靴鞄コース)
ツヤがなくなってしまったダウン製品 失われたツヤを復元しました!
レッツリフォームアカデミー、リフォーマー養成講座はどんどん進化します。
ぜひ貴方もこれからの社会に必要なファッションアイテム、リペアノウハウ、技術を習得して下さい。
※衣類のリペアコース、靴鞄メンテナンスコース、各38000円(税別)
※令和4年1月から58000円(税別)
一生涯の技術を身につけこれからの社会で活躍していきましょう!
【安い服だから安く直してほしい】
この心理、よくわかります。
このような依頼を何度も受けたことがあります。
依頼される側は悪気はなく普通に思われていることだと思いますが、依頼される側は「赤字でも!安い賃金でも働け!」と、いわれているのとかわりはありません。
安い服(高い服でも)製造は海外の最も安い地代と人件費のところでされています。
▷▷▷映画「トュルーコスト」をご覧になって頂きたいと思います。
日本基準ではブラックなんてものではありません。言葉は悪いですが奴隷状態で過酷な労働をさせています。
映画「野麦峠」富岡製糸工場などご存じですか?
かつての日本もそうだったのですね。しかし、国力がついてくると人件費も上がる。するとアパレル業界は製造工場を移転してしまいます。
近年では中国の人件費が上がってきたのでベトナムに多くのアパレル企業が移転しています。またはインド、バングラデシュ東南アジアの国々です。ベトナムはまだよいと伺いましたが他の国々では酷い労働環境、条件で虐げられています。
そんな事までして製造コストを安くして、安く売っている服を!
働き方改革で益々人件費が高騰している日本で安く直せ、洗え、メンテナンスしろ!とはどれだけ理不尽な事を言われているかおわかりですか?
と、私は答えます。
一般のお客様には「作っているところは海外ですからね、日本で同じように安くはできませんよ~」と、やんわりお答えしています。
国内法ではホワイトでもグローバルにみたらアパレル業界の大半はブラックだと思います。
堂々と日本の基準でできれば日本で製造し、もっと高額で服を売ればよいと思います。(今更、それができないのはわかっています。)
アパレル業界のそれに妥協してお付き合いしていくと会社は必ず潰れます。
だからリフォーム業界は営業、経営力、そしてリペアの技術を高めていく事が生き残りの道です!
だからリフォーマー養成講座をはじめました!
何が理不尽か?どのように対応していくのかが運命の別れ道ですね!
強者は弱者を餌食にして強者になっている!と、書いたら書きすぎかも知れませんがアパレル業界の異常構造が全てを物語っていると思います。
リペア、メンテナンス業界は健全な経営を追求し、適正価格で「愛着、愛用文化」を育成、サポートしていくミッションがあると思います。
今後、最も有望な職業!
(給料が上がる可能性が高い)はなんと!
縫製工!
縫製工といえば明治の殖産興業からはじまり昭和中期までは国内で衣類の縫製がされていてしかも仕立て(オーダーメイド)が全盛期の頃には花形産業であり、優良職業でした。
しかし、服の大量生産がはじまり、縫製業の生産拠点が海外にどんどん移り、収入も激減、平成には縫製を学ぼうとする人もほとんどいなくなり学校もなくなってきて衰退産業、低所得な仕事になってしまいました。
アパレル(製造業)が大量生産から小ロット生産、オーダーメイド生産、多様化、細分化するため日本の技術のある縫製工を必要としている。
また服のリユースブームでさらに必要性も増しているそうです。
なるほど~と、思いました。
しかし、そこまで技術力ある縫製工は最早、日本に300人いるかな?あと5年もしたら100人以下になるかもしれません。高齢化で激減しているのです。
そして私はその需要はそこまで大きくはないと疑問視しています。
その高技術者を好条件で雇用し活用し高収益事業ができる企業はわずかしかないはずだからです。受け皿がない。だからこれだけでは大きな産業にはならないと思います。
しかし、縫製工の技術が見直され、希少価値のある技術だと認識されたのは凄くうれしい事です。
ではここから私の見解を書かせて頂きます。
衣類を使い捨てにする傾向から、大事に長く愛着愛用したいと思う人が増えてきています。またエコロジー、エコノミー思考も高まりその受け手となる「リフォーマー」の活躍が期待されてくる!
簡単なほつれ、ほころび、キズや穴修理やボタンやファスナーのトラブルも直せる技術!
そして寸法直しの技術!
そしてリユース(ファッションリフォーム)までできる技術!
これからの社会で優良職業になると思っています。
だからといって簡単な道ではないと思います。
一朝一夕には技術は身につかないし、たとえ身につけてもその仕事にたどり着けるか分からない!
このレッツリフォームアカデミーは
リフォーマーの育成だけでなくそのビジネスのフォローもしています。
参加者はまだまだ少ないけど、これからの社会を支える事ができる人材を育成し、
「洋服リペア、リフォーム」を大きな産業 にしていきたいと思っています。
ぜひ志のある方、お待ちしています。
ありがとうございました。
上記の記事をぜひご覧下さい!