ファッションメンテナンス産業の筆頭はやはりクリーニング業界だと思います。

しかし、全盛期(25年くらい前)の8000億円以上だった市場が現在2500億円位まで落ち込み、衰退した理由は?

服が変わった!からだと思います。

当時のクリーニング事故の最も多かった理由は縫製不良です。「洗ったらホツレた、破れた!」

しかし、現在は劣化による事故が断然多くなりました!

繊維はそんなに短期間で露骨に劣化しません。唯一の繊維、樹脂以外は!

服の外観はそんなに変わってないように見えませんが実は中身が変わってきているのです。

30年前より100倍以上服に使われるようになった繊維、樹脂があります。それは、、、

【ポリウレタン】(PU)です!

伸縮性、弾力性、軽量、接着機能、防(風、水、寒)機能を出せる、安価、メンテナンス性がよい等により

ファストファッションを生み出し繁栄させ今ではフォーマルウェアにもたくさん混入されています。品質表示には記載がなくても複合繊維、ボンディング、ゴム、接着、コーティングされたものは全て入っています。(表示義務は?)

ファストファッションは超大企業が出現しアパレル業界の大半を占めるようになりました。

と、同時に普及したものがあります。

【家庭洗濯】です。この繊維が入った服はシワになりにくく、型崩れもしないような芯も使われていて、家庭の洗濯機で洗えてアイロン整形がいらないからです。

しかし、良いことばかりではありません!

この繊維、樹脂だけが起こす劣化現象があります。加水分解といわれて樹脂の製造から(服ではなく)3〜5年で劣化がはじまり10年以上は分子構造が保てなくなる!(PUでも様々な種類があり一概にはいえない)しかし、衣類ではほとんどこの寿命です。

品物の耐用年数は商品価値の最も重要な要素でしょう。それが明記されていない。メリットだけセールスアピールしてデメリットを言わないのは宜しくないと思います。

さらにメンテナンスフリーとか家庭洗濯できるとかメリットを強調していますがこのPU入の品物は汚れが繊維に染み込んだら取るのは困難、黄ばんできたり変色したらそれは除去不可能でしょう。

実はメンテナンス性がよいというのは1局面でしかないのです。

素材の寿命、耐久性、メンテナンス性からも長く着用できる服ではなくなってしまいます。

この問題を放置してきた結果が現在の大量生産、廃棄!環境破壊の産業、第二位がアパレル業界といわれる理由だと思います。(一位は石油化学産業)

クリーニング業界は20年前と同じ洗い方、受付の仕方をしています。もちろん進化している業者さんもいますがほんの一握りです。

全く別物になった服を同じ方法で受付、メンテナンスしているのですから事故が発生しないほうがおかしい。または危うきものは全てお断りコース!これで消費者の信用を得ていくことは難しいです。

さらにこの事故は製造側の責任なのにクリーニング業者が事故の責任を負っているケースがほとんどです。

もちろんPUのメリットはすばらしいです。しかし、デメリットも告知した上で選択して頂く事がこれからのサスティナブルファッションに大切な事だと思います。

レッツリフォームはメンテナンス業者様にこの事実に気づいて頂き、受付、メンテナンス方法さらにリペアの方法までアドバイスさせて頂いております。

レッツリフォームの

【ポリウレタン、合成皮革、受付プレゼンセミナー】

開催してください。またご参加下さい。

これからメンテナンス業界が発展しないとSDGsは達成されないと思います。

技術と生産性はセットにしなければ

仕事(ビジネス)にはできない!

ベテランの職人さんでも手が遅い人は生産性が低くて雇えない、使えない。

技術は大したことくても手が早く生産性の高い人は戦力になる!

高技術は高料金にしていけばこの課題は解決されると思われますがそうも簡単にはいかない難しい問題です。

以前なんとレッツリフォームのホームページブログでこのような露骨な事を書いていました。?

しかし、改めて読み返して、これからこそ大事な事だと思いました。

物凄く大事な事だと思います。

ぜひご覧下さい!

▶▶▶技術と生産性

これを意識しないで仕事したら必ず淘汰される!

仕事=生産性=皆様の利益

お忘れなく!!

前回のアパレル業界の闇…

中田敦彦さんのユーチューブ番組は衝撃でした!

国内で縫製されている会社はどうなんだろうか?

知り合いの学生服を製造されている方に伺ってみました。以下がコメントです。(御本人の許可を得て匿名で投稿させて頂きます。

『私の身近なところでは学生服です。これこそロット数が少なく国外生産できないものです。それなのに学生服が高い!もうけ過ぎてるとの声が・・・製品のできるまでの仕組み、工程などちょっと考えればわかることなのに、ただただ高いって酷いで              制服安くしたいのなら全国統一の制服にすれば安くできますよね、でも、それは否ってわがまますぎます。            衣類のことでなく安いものを求めて続けていれば自分たちの首を絞めているってこと氣がついてほしいです。』

(私)なるほど〜って思いました!さらに〜

『マンモス校もあれば1クラスしかない学校もあります。            男女で制服違いますし、一般的に男子は上衣、スラックス。
女子は、上衣、ベスト、スカート。リボンやネクタイがある学校もあります。ネクタイも男女でサイズが違う場合もあります。夏服も含めてかなりアイテム数です。

そこで更にサイズ展開がありますので、上衣145Aから 190Aでも10サイズ。これにA B体やB体もあります。
スラックスはW64〜W110までとして15サイズ。スカートはWサイズと丈がありますから、ものすごい数のサイズ展開です。

あっちゃんの動画にもありましたが、メーカーは品切れがNGなんです。
特に学生服は入学式に間に合わないとアウトです?
ですからメーカーは備蓄量を増やします。

特に高校は合格発表から採寸納品までの日にちがタイトすぎるのです。

これで安く作るって不可能ですよね。

消費者は値段にフォーカスし過ぎです。

値段ばかり氣にするならば、どうしてこの値段なのか少し考えるだけでも世の中違ってくると私は思います。         熱く長くなってしまいすみません?』

『価格は県や地域などで大きく違うと思います。                例えば商圏で何軒か同じ制服を扱っているとするとお客様を獲得するために価格競争があります。
そういった場合は利潤を少なくして販売店が泣くか、メーカーに安く作らせるかです。
どちらにしても泣く人がいます。

セーラー服や学ランに関しては定番品を導入している場合は、ロット数が多いので海外でも作れます。

海外生産の場合は労働者が泣いている場合もありますよね。

昨年、生地メーカーが15%の値上げをしました。
学生服の生地って1メートル3000円くらいするのです。

父兄の立場になってみると、確かに制服は高額だと思います。          私は国で補助してもいいのではないかと思っています。

もしくは制服廃止。

でも、制服廃止の方が学校としてはリスクが多いのではないかと。』

以上です!

この方は凄い縫製、リフォームの技術もお持ちの方ですから、学生服のお直しもサービスの一環として強みを出して凌いでいるとの事です。

やはり切ない現実があるのですね〜?

消費者が安いものを求めるのは仕方なく、当然だと思います。

しかし、その過程に虐げられている人がいたらそれはよい経済とはいえないと思います。

日本には最低賃金制度がありますが、販売されている商品はそれをほとんど守って作られてはいない!(海外の最低賃金制度も含めて)

それを見てみぬふりして、国内製造の最低賃金を上げていくのはあまりにも理不尽だと思います。

アパレル業界だけでなく日本の中小企業がやっていけなくなると思います。

コロナ禍でこれからますます景気は厳しくなっていくでしょう。

日本の中小企業は生き残っていけるのでしょうか?

正しいく強い政治が行われなければ日本は弱体化し、どこかの国の属国となってしまうと思います。

話が飛躍してしまいましたが先ずはアパレル業界の製造現場を公開してジェノサイドなど行われていないか?

確認していくことからはじめていかないといけないと思います。

有り難い体験談を頂きました。
ご本人さんの許可を頂き投稿させて頂きます。

お一人目は浜松市在住、40歳代、主婦

『2年ほど前に家庭の事情やコロナもありパートを辞め、しばらく専業主婦になっていました。
そんな時にこのレッツリフォームアカデミーで学べる事を知り、先生の理念にも共感しました。
元々何か作ったり、服や靴や鞄の手入れが好きだったこともあり、学んでもっとちゃんとできるようになりたい!今後に活かしたいと思い受講しました。
知らなかった事がわかりやすい動画でたくさん学べ、実践してみてワクワクしました。できないと思っていた事も、こんなリペア方法があるんだ!と感動しました。
どうしたら良いかわからない時も質問して丁寧にアドバイスが頂けたりするのもとても心強かったです。
このアカデミーで学んだ事により、気に入って使っていた物の寿命を、さらに延ばしてあげられる事でより愛着も深まり、さらに長く使えますし、捨てられる物が減ると環境にも、お財布にも優しい…。
そして、こうして手に職を付けることは自分の糧になるのだと思い、いつか仕事に繋げられたら良いなと思っています。』
Sさんありがとうございます!将来に繋げていただけるよう今後もサポートさせて頂きます。

もうお一人は山口県、30歳代、男性
自筆のお手紙を頂きました。

Uさん、ありがとうございます。これからご一緒にサクセスストーリー築いていきましょう!

しかしリフォーマーは圧倒的に不足、そして今後どんどん少なくなってしまいます。

貴方もリフォーマーになりませんか?

受講生(同志)募集中!!

昨日は某販促勉強会ライングループのオンラインセミナーに参加させて頂きました!
一日で3部、トータル80人くらいの人達と交流させて頂きました。ありがとうございました。
販促、経営を学んでいらっしゃるグループだけあり、またがんばっている人達はこのコロナ禍でも凄い実績をあげられていらっしゃいますね!
しかし、業界全体では1%未満だと思います。
技術を一生懸命学んでも利益は出せない!
販促、経営が伴わなければ!
気づいて頂きたいことがあります。
販促、経営は普遍のもので時代に合わせ学ぶ事ができます。
しかし技術(サービス)は一朝一夕ではいかないし、今までよかったけど必ずいつかダメになる、そして新たな技術が必ず生まれる。
だから今までの技術(サービス)に執着していたら時代から淘汰される!と、思います。
例えば私の知り合いで30年前にカケハギで儲けて自社ビルを建てた人がいます。
洋服直し会社で地元の長者番付にのった社長もいます。
ともに今は会社ほぼ廃業しています。
売り方も、技術も学び続けなければ生きてはいけないと思います。
行動してそれを形にしていかなければならないのが経営者ですよね!
大変だなぁ〜?‍?
そこに同志がいるか?が、大切だと思いました。
レッツリフォームアカデミーはヤル気満々のモチベーションMAXの成功者グループになりたいと常々思っております。貴方もぜひご参加ください!

今後、最も有望な職業!
(給料が上がる可能性が高い)はなんと!

縫製工!

縫製工といえば明治の殖産興業からはじまり昭和中期までは国内で衣類の縫製がされていてしかも仕立て(オーダーメイド)が全盛期の頃には花形産業であり、優良職業でした。

しかし、服の大量生産がはじまり、縫製業の生産拠点が海外にどんどん移り、収入も激減、平成には縫製を学ぼうとする人もほとんどいなくなり学校もなくなってきて衰退産業、低所得な仕事になってしまいました。

アパレル(製造業)が大量生産から小ロット生産、オーダーメイド生産、多様化、細分化するため日本の技術のある縫製工を必要としている。

また服のリユースブームでさらに必要性も増しているそうです。

 なるほど~と、思いました。

しかし、そこまで技術力ある縫製工は最早、日本に300人いるかな?あと5年もしたら100人以下になるかもしれません。高齢化で激減しているのです。

そして私はその需要はそこまで大きくはないと疑問視しています。

その高技術者を好条件で雇用し活用し高収益事業ができる企業はわずかしかないはずだからです。受け皿がない。だからこれだけでは大きな産業にはならないと思います。 

しかし、縫製工の技術が見直され、希少価値のある技術だと認識されたのは凄くうれしい事です。

ではここから私の見解を書かせて頂きます。

衣類を使い捨てにする傾向から、大事に長く愛着愛用したいと思う人が増えてきています。またエコロジー、エコノミー思考も高まりその受け手となる「リフォーマー」の活躍が期待されてくる!

簡単なほつれ、ほころび、キズや穴修理やボタンやファスナーのトラブルも直せる技術!

そして寸法直しの技術!

そしてリユース(ファッションリフォーム)までできる技術!

これからの社会で優良職業になると思っています。

だからといって簡単な道ではないと思います。

一朝一夕には技術は身につかないし、たとえ身につけてもその仕事にたどり着けるか分からない!

このレッツリフォームアカデミーは

リフォーマーの育成だけでなくそのビジネスのフォローもしています。

参加者はまだまだ少ないけど、これからの社会を支える事ができる人材を育成し、

「洋服リペア、リフォーム」を大きな産業 にしていきたいと思っています。

ぜひ志のある方、お待ちしています。

ありがとうございました。

>>参考記事

上記の記事をぜひご覧下さい!

【洋服リフォーム業界と働き方改革】

「働き方改革」

社会的課題ですね!

特に経営者にとっては従来の考え方や小手先の方法では乗り越えられない大問題だと思います。

働き方改革の内容については周知のことなので省きますがこれを達成するには

「一人当たりの生産性の向上を達成する以外に実現できない」

と、思います。各業種、様々な対策をされているでしょう。

洋服リフォームでは!          量産化ができない、一人が一点抱えて完成させる。だから一人当たりの生産性がはっきりとわかります。

もし、それが一人当たり3000円を切ってしまうようではとても働き方改革などできないでしょう。

しかし、洋服リフォーム業界ではこのハードルはかなり高いです。

「料金を上げれば生産性は上がる!」

当たり前ですがこれを行えは必ず客数は減ります。衣類がこれだけ低料金で販売されているのに高料金化を目指していくのはあまりにもリスクが高すぎる。でも少しづつ社会のご理解を頂き上げさせて頂かなくてはならないと思います。

もう一つの方法は「作業を早くできるようにする!」

しかし、作業を早くする努力にはもちろん限界があり、高年齢に応じて遅くなってきてしまいます。機械はミシン!一例ですがもし裾を手でまつるなどしていたら絶対に会社として利益を出せるサービスにはならないでしょう。

作業生産性の向上これをあまりにも意識して行うと品質を落としてしまうことにもなりかねません。

仕事のクオリティを落とさず、生産性の向上を謀るには「仕事の方法をかえる!」しかないと思います。

その為にこのレッツリフォームアカデミーを作りました。洋服リフォーム業界は必ずこの問題で淘汰されます!

洋服リフォームサービスはこれからの時代にますます必要とされています!

「働き方改革」に対応しこれからの社会でも生き残り、若い世代に繋いでいくためにも

洋服リフォーム関係者の皆様にはレッツリフォームアカデミーにご参加(受講)して頂きたいと思います。

「働き方改革」は社員だけのものではなく経営者のためのものにしなければ会社は存続できず本末転倒になる可能性も高い政策だと思います。

経営者の皆様、お互いがんばりましょう?