裾のほつれ、なぜスピードが大事なのか?
2020年07月12日
「スラックスの裾のほつれ直し!スピードが大事です!」
ズボンを履こうとしたら裾がほつれていて足を引っかけて転んでしまった事がありませんか?私はあります!
だから裾のほつれ直しはとても大切なお直しだと思っています。
ところで先日、アカデミーの受講生さんが裾のほつれ直しを片足30分くらいかかると投稿があり、びっくりして、私は何分でできるだろう?と、思いやってみました。
4分47秒でできました。証拠映像です。(^_-)
そこで思い出した事があります。(ちょっと長くなりますがよい話だと思いますから読んで下さい)
昔、私がお直しの修行時代、手縫いに慣れてきてかなり早く縫えるようになった!
と、思っていた時がありました。
ある日に内職のおばさんが、店内で少し作業をしている機会があったので後からのぞいて見ていました。
そしたら流しまつり!凄い早さでしかも正確に縫っていました。
私は天狗の鼻をへし折られた気持ちになり、
「どおしたらそんなに早くできるようになるのですか?」と、聞きました。
そしたら「やってればできるようになるよ~」とのこと。
もし、私がこのおばさんの仕事ぶりを拝見しなかったら、おそらくそれが限界だと思って努力もしないでこれで料金設定やサービス、経営のやり方を決めていたでしょう。
本当に貴重な体験でした!スポーツでも様々な職業でもそうなんですよね!
これでよい!と、思ったらそれで終わり。
しかし、他人の凄い技術や方法を見せて頂ければ一気に固定概念が壊れ、向上心を復活させる事ができます。
より良いサービス、経営を目指す事ができます。
現在、洋服リフォーム業界、靴鞄のメンテナンス業界では時代に対応していける新しい技術、画期的なサービスを見かける事が少なくなりました。(ほとんどなくなりました)
レッツアカデミーではもちろん基礎から、見たこともない新しい技術、画期的な方法をどんどん公開しています。
私はもっと早くきれいにできる方法はないか?いつも考えるようにしています。だから自分でもびっくりするような生産性とクオリティを出せる技術がどんどんあみ出せていると思います。
だからアカデミーは日々進化していると思っています。
最後になぜスピードが大事かを書かせて頂きます。
【技術=スピード=利益=社会貢献=仕事】
もちろん品質、クオリティ大事維持、向上させながらが前提です。
だからスピードに拘ります!
最後にスクイミシによる裾のほつれ直しをご覧下さい。
私ははじめてこのミシンのパフォーマンスを見たときあまりの衝撃に興奮して天下をとった気分になりました!(現実は天下取れませんでした)
では手縫いの動画を見た後で衝撃の映像をご覧下さい!
手縫いがイヤになりませんか?(笑)
このミシン、ほしくなったでしょう。
ところが裾のほつれ5センチだったら・・・・
私はミシンに糸かけセットする時間を惜しんで時短のため(スピードのため)、手縫いで行います。
念のため付け加えておきます。
ミシンでは縫えないところ、手縫いの方がきれいに縫えるところもたくさんあります。
両方できたらよい仕事ができますね。
ズボンの裾のほつれ!ほっといたら履くとき足を引っかけて転んでしまって顔から落ちてクビがぐきっとなったら((((;゜Д゜))))
早めにお直ししましょう(^_^)/