服が安くできるのは異常です、おかしい事です

服が安いから傷んだり流行遅れだったり、気に入らなくなったらすぐ捨ててしまう人多いですよね

安いからポイポイ捨てて新しいものをすぐ買ってしまう

前回はこれを(大量生産消費廃棄)繰り返していたら必ずいつか人類は滅亡してしまうと書きました

ところで、服が安いというのは当たり前ではありません、ほとんどの人は麻痺してしまっています(ハイブランド除く)

若い人は信じられないかもしれませんが、つい50年前までは1ヶ月分の給料をかけてスーツ一着をオーダーしていました。男性も女性もです!

男性はテーラー、女性は洋装店、全国にたくさんあり、大きな産業になっていました

ちなみにレッツリフォームは祖父の代はテーラーでした、だからその歴史をよく知っています

スーツ一着を職人が手作りしたら、どんなに早い人でも一着2〜4日はかかります。今のイージー オーダーとは異なる。フルオーダーは採寸から縫製仕上げまで全て1人の職人が行っていました、だから高額になるのは当然です

しかし、今の既製品は当然流れ作業!機械化も進んでいます。だから安く作れる、しかし!

だからと言ってここまで安くできるはずはないです、おかしいです

実は2つ理由があります

一つ目は服の寿命が短くなっている、だから量産化計画が立てられます、大量生産消費廃棄の理由は、短期寿命製品が氾濫しているからです

なぜ昔のオーダー品のように50年以上もつ服を作ってくれないのでしょうか?

2つ目は製造原価の闇

日本の最低賃金はどんどん上がってきています、世界的にそうしていくべきなのでしょう

しかし、あなたの着ている服の製造人件費はいくらでしょうか?時間給はいくら支払われているでしょうか?世界的に人権問題は重要視されているのになぜそれが許されているのでしょうか?

以下はアパレルの闇を映画にした有名な「トゥルーコスト」です

以下はジャーナリストさんが作ってくれたアパレルの製造現場の動画です、111万回も再生されています

こんなに安く販売されている服の原価が約15% ぐらいだということ!信じられますか?

我々は大きな犠牲をスルーして大きな罪を犯しているのかもしれません